「どんなことにも、一輪の花がいるものだ」と昔からある歌にある。

花は、いろいろな意味でわたしたちの源であり、美という形をもってその力を表現する一瞬の贈り物。

花は連続性と命を思わせる、彼らの一生は限りなく儚く短い命であるにも関わらず。

だからこそ、愛の象徴なのだ。

2000年から2001年にかけて、花は、僕をパリに連れて行ってくれた。

あのクリスチャン・トルチュの店に。それは世界で一番素敵な花屋だった。

2002年から2005年、ミラノに移りアルマーニ直営の花屋Armani Fioriでディレクターとして務め、そののちコンサルタントを務めた。

ローマは僕の最終目的地。だからこそ、僕のロゴには、銀梅花でできたギリシャの冠と一緒に、その素晴らしいローマの名前が入っている。そして銀梅花は、アフロディテに寵愛された、あらゆる愛を象徴する花。